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放射線部

放射線部

放射線部では主に放射線を用いた機器を使用し、画像診断に携わる検査を担当しています。
一般撮影(レントゲン)検査、CT検査、MRI検査、骨密度測定検査、X線透視検査などより質の高い画像提供を迅速に行えるよう日々、業務を行っています。

一般撮影(レントゲン)検査

 主に整形外科領域のX線撮影を行っています。また2019年にFPD(フラットパネルディテクタ)を導入し、撮影時間の短縮、再撮影の減少により放射線被曝の低減が可能となり、患者さまの負担が少なくなりました。

CT装置

 X線撮影検査でわかりにくい骨折や骨の状態をよりくわしく調べる場合などにCT検査を行います。
 短時間で検査ができ、撮影した画像を再構成し、さまざまな断面を作成することでより細かいところまで観察できます。

MRI装置

 磁石と電磁波を用いて多方向からの断面像を作成する検査です。X線は使用しないので放射線による被曝はありません。X線撮影検査やCT検査ではわかりにくい軟部組織(腰椎や頸椎であれば椎間板、肩関節の腱板、膝関節の半月板など)をくわしく調べることができます。
 当院では、2022年8月に装置が新たに更新され、形状が以前のオープン型からドーム(筒状)型になりました。狭いところが苦手な方など検査に対して不安を感じるかもしれませんが、患者さまが入るドーム(穴)の直径が70cmとかなり広く、中は照明で明るく圧迫感を軽減する構造となっています。
 また従来の低磁場装置から1.5テスラのMRI装置となり磁場強度が強くなったため高速撮像が可能となり、検査時間が15分程度と短くなりました。そのため痛みの強い患者さまや小さなお子様といった様々な患者さまの負担を軽減することが可能となり、検査をより受けやすくなりました。

骨密度測定装置

 骨粗しょう症の発症のリスクの原因となる骨量の減少を調べる検査装置です。当院では2重X線吸収法(DEXA法)を利用して骨密度の測定を行います。測定精度が高く、骨折のリスクが高い腰椎と股関節で測定します。
 また他部署とチームを組み、OLS(骨粗鬆症による骨折予防や治療率向上に向けた活動)活動にも取り組んでいます。

X線透視装置

 さまざまな検査を行うなかで手術をするかどうかを決定するめやすとして、その一つに透視下で造影検査を行います。脊髄(頸椎や腰椎)では脊柱管造影(ミエログラフィー)、椎間板造影など行います。
 また脊髄の神経の痛みを調べたり、治療をする神経根ブロック注射も透視下で行います。

患者様へ

 放射線部では医師が様々な疾患に対して、正しい診断をするための判断材料となる画像を放射線機器を使用し、検査しています。検査に対して不安な面、心配なことがあれば、気軽にお声がけください。
 みなさまに安心して検査を受けていただけるよう、基本理念にある「真心と温もり」をもって頑張ってまいります。
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