ばね指
指を曲げる腱が炎症を起こすと、腱鞘(腱の通るトンネル構造の組織)が肥厚します。このため腱がスムーズに動かなくなり、痛みや引っかかりを生じる病気です。
原因は手の使い過ぎや遺伝的素因、ホルモンの変化等が考えられています。
治療は、安静、くすり、注射の治療を行います。症状が改善しない場合は、腱鞘を切開する手術を行います。10分程度の局所麻酔手術です。
手根管症候群
手首の部分で神経が圧迫され、人さし指、中指を中心にしびれや痛みが生じる病気です。
明け方や起床時のしびれで発症します。原因は手の使いすぎや骨折、ホルモンの影響などが考えられています。
治療は、くすり、シーネ固定や注射の治療を行います。筋肉が痩せてくると小切開の局所麻酔手術を行います。