腰部脊柱管狭窄症
手術は手術用顕微鏡を用いて、正確・安全・低侵襲に行います。正常組織を温存し、ミリ単位で神経を圧迫している部分のみを切除します。手術時間は1時間前後で、出血も少量のみです。
術翌日から、歩行・リハビリを開始し、入院期間は2週間前後です。
手術後、矢印部の神経の圧迫が消失しています。
腰椎変性すべり症
後方から神経の圧迫除去とすべりの矯正を行い、椎体間の固定を行いました。
腰椎分離すべり症
分離すべり症が進行すると神経の圧迫が生じ、手術が必要になる場合があります。
手術は分離部分の神経の圧迫を除去して、変性すべり症と同様の固定手術を行います。
腰椎椎間板ヘルニア
腰椎の椎間板は、衝撃を吸収するクッションの役目をしています。加齢性の変化等で椎間板が傷んで飛び出し、神経を圧迫する病気です。腰痛や足のしびれ、痛みを生じます。
(図説臨床整形外科講座より引用)
くすり、装具、リハビリ、点滴注射の治療で90%前後は改善しますが、10%程度の割合で、症状が改善せず、手術が必要になります。
手術は、手術用顕微鏡でヘルニアを切除します。手術時間は40分前後で、出血も少量です。
術翌日から、歩行・リハビリを開始し、入院期間は2週間前後です。
手術用顕微鏡を用いて、矢印部のヘルニアを切除しました。
★経皮的内視鏡手術システム
当院では、より低侵襲な経皮的内視鏡下ヘルニア摘出術も施行しています。
経皮的内視鏡手術システム
内視鏡を用いて、局所麻酔下に、7mmの皮膚切開で矢印部のヘルニアを切除しました。