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骨粗鬆症と骨折

骨粗鬆症

 骨粗鬆症とは、骨の強度が低下してもろくなり、骨折しやすくなる病気です。原因は加齢、女性ホルモンの減少、生活習慣などが考えられています。
 骨粗鬆症の初期症状は、腰痛、背が低くなる、背中が丸くなる程度のため、骨粗鬆症であることに気が付きません。そのため、約80%の人が未治療の状態で、骨折してから初めて骨粗鬆症の治療を始めることが多いのです。

 骨折しやすい部位は、大腿骨の付け根、肩、手首、背骨です。
 骨折すると手術が必要になる場合があります。
(テリパラチドBS皮下注射パンフより引用)

骨折手術例

大腿骨頚部骨折

手術前
手術後

大腿骨転子部骨折

手術前
手術後

上腕骨頚部骨折

手術前
手術後

橈骨遠位端骨折

手術前
手術後

脊椎椎体骨折

手術前
手術後
骨が癒合しないため(矢印部)、経皮的椎体形成術(BKP)を施行しました。
脊椎の骨折(圧迫骨折)治療は、ギプスや装具の治療を行います。
痛みがとれない場合や、骨が癒合しない時には、5mmの皮膚切開で行う低侵襲な経皮的椎体形成術(BKP)を施行しています。

                    経皮的椎体形成術(BKP)

   器具を挿入

 バルーンで骨を矯正

人体用セメントを充填

 矯正と固定が可能

骨粗鬆症は骨折する前に、早期発見し、早期治療を開始することが大切です
 当院では、最新の骨密度測定器(DEXA法)にて骨密度を測定しています。

 治療はくすりの服用が中心ですが、バランスのよい食事や適度な運動も重要です。
 骨粗鬆症が高度な場合や骨折を繰り返す時には、骨形成能力がある注射の治療を行います。
骨密度測定器
測定データ例
当院では骨粗鬆症委員会を立ち上げて、骨粗鬆症手帳の配布や、生活指導、治療の継続を促すなど、
皆さんの骨粗鬆症治療のサポートを行っています。
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